CADWe'll CAPE TIPS

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[ Question ]

プロット図面を効率よく作図したい

[ Answer ]

CADWe'll CAPE2003から追加された機能で、【部品メンテナンス】-【部品登録情報変更】から各シンボルを指定したレイヤに自動配置できるようになりました。
CADの図面作業ではレイヤの切り替えが結構手間がかかってしまいます。
図形ごとに自動的にレイヤが振り分けられればかなりの時間の短縮になりますし、複数人で作業した際に図面の統一化が簡単にできます。

天井付きのシンボルをプロットする際には補助線を多用する方法も良いのですが、できるだけ作業画面をシンプルに、尚且つ、プロット作業が終わったら必要が無くなる補助線を一生懸命時間をかけて作図する無駄を省くために【相対座標】コマンドを活用することをお勧めします。
【相対座標】コマンドを使用すると図面上から基点となる点を指定しそこからの離れ(X,Y距離を指定)を指定することで配置が完了します。

配置した天井付きのシンボルに寸法線を記入する際には【寸法線】-【部品間】コマンドを使用します。
このコマンドはシンボル(部品)をまとめて選択することで自動的にシンボルの基点を認識し一斉に寸法線の記入が行えます。
また記入した寸法線はシンボルと連動し、シンボルを移動させると寸法線も自動調節されるようになります。
この機能はCADWe'll CAPE2003から追加されたもので、それ以前のバージョンのCADWe'll CAPEでは【寸法線】-【図形間】で代用できます。
ですが【図形間】で記入した寸法線はシンボルとの連動はなく、ただ一斉に寸法線を記入できるというメリットがあるだけとなります。

照明器具などには後で器具表を簡単に仕上げるために【姿図】-【付加】で姿図記号を割り当てておくと便利です。
【表】-【器具表】を実行しCAD側に自動的に照明器具の台数を数えさせ表を作成してくれます。

単純にシンボルの個数だけを拾いたいということであれば、【表示】-【計測】-【部品個数】コマンドで部品ごとに個数を拾うことができます。
積算には便利な機能です。

設計に携わる方であれば【照度計算連動配置】や【非常用照明】コマンドも覚えておくと便利な機能です。
範囲、条件を指定すると自動的に照明器具の台数を割り出してくれます。

壁付きのシンボル配置に関しては、シンボル配置と同時に寸法線の記入が行えますので、特に手間がかかるということはありませんが、取付高などの傍記の記入に関しては【傍記】コマンドを使用できるかどうかで作業スピードが変わってきます。
【傍記】コマンドを使用すると複数のシンボルに対して同様の傍記の記入が行えます。
また複数の部品を選択しておいて個別に違う内容の傍記を記入することもできます。
記入した後の傍記は通常の【文字編集】や【移動】コマンドで編集できますので『とりあえず同じ内容を全体に記入して、後で微調整』というような作業も可能です。

各種盤を配置する際にX,Yのサイズを指定するには【XY変倍】コマンドで配置し、配置済みの盤のサイズを変形するには汎用機能の【変形】-【XY変倍】コマンドで変形させます。
盤名称は【盤名称付加】コマンドで記入し、名称を四角で囲いたい場合には【文字編集】コマンドで[飾り]を付けます。

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